ランサーエボリューションⅦが入庫しました!!

2001年2月3日より三菱自動車工業から発売されたランサーエボリューションの第3世代にあたる車両です。

前モデルのエボⅥから性能、意匠共に大きく変更されフルモデルチェンジと言えます。
エボⅥ比40kgほど重くなったが、1.5倍の曲げ剛性を獲得しておりスタビリティが大きく向上しています。
エボⅣから技術の熟成が進んだAYC(アクティブ・ヨー・コントロール)に新しく電子制御可変多板クラッチ機構ACD(アクティブ・センターデフ)を協調制御させオン・ザ・レール感覚のコーナリング性能を実現させています。
路面状況、シチュエーションによってはコーナリングでついて来れる車はありません。

【今回入庫した車両の詳細】
年式:H13(2001)/3
走行距離:126,511km ※試乗や点検整備などのチェックにより増えます
グレード:GSR
シフト:5F
車検期限:R6/6
修復歴
 ・バックパネル交換
 ・トランクフロア歪み
 ・R左右サイドメンバー先歪み

【修復歴について】
ランサーエボリューションはWRCのAグループに参戦する事を目的に開発されたホモロゲーション車両です。
少々のボディへのダメージにはびくともしません。
ランサーエボリューションは前輪駆動を軸に制御するFFベースの4WDです。
今回入庫した車両は後ろ事故ですしサイドメンバー先端より先にダメージは見られない軽度な損傷です。
前事故であれば足回りを支えるインナーパネルへのダメージなどを気にしなくてはいけませんが、軽度な後ろ事故車両なのでプロからの意見としては気になされなくても大丈夫かと存じます。

【ランサーエボリューションⅦのよくあるトラブル】

パワステポンプの故障
新品部品はとても高額です。
中古パーツをリフレッシュされたリビルト部品がありますので、ご安心ください。

エアコンの故障
自分たちが納車したお客様には絶対起こって欲しくない修理の一つです。
エアコン修理のややこしいところは悪い部品を一つ交換したからといってそれで修理完了とはならない場合が多いところです。エアコン修理といっても数多くの部品から構成されているエアコンシステムです。修理総額で20万円30万円かかる場合があります。

エキマニの腐食/錆
ランエボあるあるの一つにエキマニのサビがあります。
ランサーエボリューションのボンネットエアダクトは水抜きが不十分な為、雨が降ると雨水がエキマニを通って流れる構造になっています。エキマニは熱くなった冷たくなったりの繰り返しなので錆やすいのですが、雨水が通ることでさらに腐食が進み傷みやすいという欠点があります。

AWC油圧ユニットの故障
AWC油圧ユニットは後ろの下回りに剥き出しで取り付けられています。
錆が発生しないようにある程度対策されているのですが、東北地方の道路に撒かれる凍結防止剤の事までは対策できていません。東北地方や日本海側に納車した車両から錆によりAWC油圧ユニットの故障が連発しメーカーのリコール対象部品になっています。保証期間は新車納車時から8年間までという時限措置なので、当然今は対象外となっています。

ヘッドライトが付かない
三菱あるあるですが、コラムスイッチ内部の配線基盤の導通不良という原因がほとんどです。
故障原因によってはリコール対象になっている場合があります。
メーカーに問い合わせましょう。

【最後に】
私の勝手な印象ですが、三菱はランサーエボリューションの開発に本当に時間と予算を使っています。
会社の維新を賭けた強烈な想いを車から感じます。
乗って後悔はない車です。
是非お買い求めくださいませ!

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