ベース車両におすすめ『前期型86』

トヨタ自動車が2012(平成24)年4月〜2016(平成28)年7月まで製造販売していたライトウェイトスポーツカーです。

走る楽しさを追及するという目的で【直感ハンドリングFR】というコンセプトを実現するためSUBARUの技術を用いて、小型・軽量・低重心・低慣性を特長として企画・開発され誕生しました。

トヨタの開発責任者となる86のチーフ・エンジニアは多田哲哉氏
多田氏は日本各地のスポーツカーの聖地や海外のミニサーキットやチューニングショップ、社内や同業者の車好きの元へと赴いて、世界中のスポーツカー好きたちの声を聞いた。すると当時各社が競い合って開発していたハイテク制御・ハイグリップタイヤ・四輪駆動・ターボを装備した高価なスポーツカーよりも、軽く安く弄りやすく運転しやすい、かつてのAE86のような車、極論すると『遅いスポーツカー』が求められていることに気づいた。
【親しみやすく、AE86のように長く愛される為には】
・排気量2リッター
・FR
・コンパクト
・超低重心
・低価格
上記5点を市場は求めていると結論付けた。

ブログを書いていて気がついたのですが、こういった開発人たちの弛まぬ努力やひたむきさが、あの販売台数に影響しているんだろうなと思いを馳せました。

当時、トヨタとスバルは業務提供したばかりで何となくギスギスしていました。日産とルノーもそうですが中々上手くいかないものです。それぞれに企業イメージも違いますし、開発コンセプトや大事にしているものも違います。プライドのぶつかり合いなどもあると思います。

トヨタの86開発のコンセプトを形にするためにはスバルを納得させないといけません。
スバルのお家芸である4WDハイパワーターボ車とは対局の提案にスバルの開発陣は何色を示したそうです。
トヨタもただ開発を頼むだけでは良い車は生まれないという事で、2005年にトヨタが開発したばかりの直噴・ポート噴射併用技術『D-4S』をスバル側に開放して水平対向エンジンと掛け合わせようとすると、トヨタの技術者からはもちろん水平対向にプライドを持つスバル側からも強い反発を受けた。
開発陣を何とか納得させ試作機を開発、すると何とNAにも関わらずいきなり196psを叩き出すという結果となった。両社の開発陣の間にはお互いを認め合う雰囲気が漂いその後の86開発はスムーズに進んだそうです。
いい話や〜

これからドリフトするなら86しかないかなと思っている筆者です。
理由としては、シルビアの値段が高すぎる。
LSDと車高調さえ何となくで装備すれば勝手にケツが流れるシルビアと違い(ドリ車作りの資料が多い)、86でドリフトする為には非常にシビアな車両作りが求められるそうです。
筆者はYouTubeでドリフト競技を視聴するのが趣味なのですが、86ドリフトに匙を投げたチューニング業界、ドリフト雑誌などを見ると悲しくなってしまいます。
86でドリフトを試みる全てのユーザー様に敬意を払います。

とりあえず、キラメック(KIRAMEK) のABS・TRC・VSCカットシステムを入れて、フロントに比べてリアの足回りを固くして、クスコの2WAY入れて足回りをセッティングすればノーマルエンジンでもドリフト出来んじゃないかなーっと筆者は空想しています。(YouTubeを観まくった感想)

【在庫車のご紹介】
年式:平成24年/08月(2012年)
走行距離:129,280km
シフト:6速MT
修復歴:なし
チューニング:TRDフルエアロ/AW 純正ナビ

【カーセンサー】
カーセンサーに掲載中

【グーネット】
グーネットに掲載中

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